先進英語教育－SGS事業
先進英語教育－SGS事業
日本の英語教育改革について、「実際に使える英語力」「コミュニケーションの手段としての英語力」をどう育成するか長いこと議論されてきました。
学校教育の現場が新学習指導要領に対応できておらず、新学習指導要領に沿って 英語教育ができる人材や体制ができていないというのが最大の課題です。 JETプログラムは1987年から導入され、すでに30年以上経過しました。約6,000人程度がALTや 国際交流員として活動しています。
JETプログラムは国際交流のプログラムとしては素晴らしいものですが、 英語教育の観点からは率直に言って、「中途半端」な面があることは否めません。 特に、招致対象の外国人青年が英語教育の専門家（教員資格保有者）とは限らないので、 英語教育能力に大きなバラツキがあります。 また、日本人教員とALTのチームティーチングがあまり機能せず、ALTの能力が十分に引き出されていないことも、課題の一つとして挙げられます。
JETプログラム以外にも、人材派遣会社や自治体の直接雇用等の方式で、ALTが約1万数千人いると推定されていますが、
JETプログラムと同様の問題を抱えているようです。SGS事業では、こうした課題を克服し日本の子供たちに必要な英語教育を実践するため、英語教育大国であるフィリピンから優秀な教員を採用し、教務研修のみならず生活支援サポートも含めたうえで、 義務教育の現場にALTとして派遣しています。
導入メリット
フィリピン人英語教師の中から適材を厳選して採用配置
SGS事業のALT選別基準として、フィリピンの教員免許保持者および学校での教育経験を必須としています。現地で書類選考、面接を経て採用決定後、渡航前の研修から一貫してGBS総研が請け負います。また、日本に来てからも継続的な研修と担任の先生との授業実践等を通じ、高度なチームティーチング能力を育成しており、SGSの英語教師は 卓越した「授業力」を有しています。
本格的なチームティーチング方式を開発し実行
通常は、フィリピン人ALT2名と日本人英語教師又は担任の先生の3人でチームティーチングを行なっています。毎回の授業のCAN-DO目標達成のため、多様・多彩なアクティビティを展開し、必ず個々の生徒の理解度・進度 を確認します。3名の教員がフル稼働し、
更にICTを活用することで、少人数に分かれた言語活動や目標達成度の確認ができます。
生徒の英語学習へのモチベーション強化を重視
ALTと個々の生徒とのラポール（信頼関係に基づくコミュニケーション）の形成を
重視しているので、生徒にとっては英語によるコミュニケーションへのモチベーションが
形成されています。
授業以外にも英語を使う機会・場を作ることを重視
SGSでは、授業以外でもALTと接して、自然な形で英語を使う機会を増やしています。
・毎朝の登校時の挨拶活動 ・英語カフェ（休み時間にALTと英語でゲームをしたりおしゃべりする）
・英語ランチ（給食をALTと一緒に食べて英語で雑談）
・英語ポスト（ALTに英語で手紙を書く）
・英語校内放送 ・英語クラブ（課外活動例として：英語でミュージカル、街や学校紹介等）
SGS Teachersからのメッセージ
SGS事業の英語教師としてフィリピンで採用され、
日本の小学校でALTとして働いている先生たちからのメッセージを紹介します。
SGS講師からのメッセージ
アビ先生
日本に住んで働くことを夢に見ていました。SGSプログラムのおかげで、私のこの夢が叶いました。最初はALTとしての役割についてほとんど知識がなく、チーム・ティーチングも未経験でした。でも4年間SGSプログラムのメンバーとして働くうちに、このプログラムが日本の子供達や学校の先生方にどれだけのインパクトがあるか、分かるようになりました。みんなが自信を持って英語で話したり自分を表現したりできるようになったのです。SGSプログラムが私を信用して夢を叶えてくれたように、私も生徒さんや一緒に働く日本人の先生方の可能性を常に信じています。
ザイラ先生
SGSプログラムは教師にとっても、教えるという仕事に対して全く新しい視点へと心を開花させてくれます。日本の英語教育の未来へ向けてゴールへ向かって一心に励みながら、自分自身も、なり得る最高の自分に成長していくことができるのです。
ジェッサ先生
夢があってこそ、人生を思い描くことができます。まさかこのように無限の可能性を切り開いてくれるような国に、夢が導いてくれるとは思っていませんでした。斬新でイノベーションあふれる教授法－SGSメソッド－その扉を開いてくれる豊富な機会が私を待っていました。私のような夢見る者にとって、SGSのインパクトは絶大なものでした。SGSは私自身の境界線を広げ、新たな学びや教えることのプロセス、ストラテジーについて学ばせてくれ、様々なレベルやスキルを持った生徒さん達に巡り会わせてくれたほか、どんな環境にもフレキシブルに対応するということを教えてくれました。究極的には、自分が持っていること、与えられることを他者に役立てたいという私の強い願いを叶える道を、SGSプログラムが切り拓いてくれたのです。だから私はいま、「私自身の夢を生きている」と言えるのです。